最初の1ヶ月は、超重要説!
ハッピースクエア火曜日ブログ担当兼管理者の牧野です。
今月は【今度入社する君へ】というテーマで、
これから福祉の現場で働く人、もしくはうちのブログを読んで「ちょっと気になるな〜」と思ってくれた未来の仲間たちに向けて、メッセージを綴っています。
今週のタイトルは……
「最初の1ヶ月は、超重要説!」
実際に入ってみないと分からないこと、いっぱいあると思うんですけど、
だからこそ最初の1ヶ月ってほんと大事!という話を今日はしてみます。
最初の1ヶ月は、“分からなくて当然”の連続
最初の1ヶ月って、右も左も分からない。
仕事の内容はもちろん、利用者さんの名前も覚えられないし、スタッフの顔と名前も一致しない。
「これって聞いていいのかな…」
「自分だけ何も分かってない気がする…」
そんな不安やモヤモヤ、ぜんぶ込みで「正常」です。
むしろ、それが出てこない方が心配。
だからこそ、最初の1ヶ月は「慣れること」と「聞くこと」が最優先。
できてないことより、「聞けてるか」「試せてるか」を大事にしてほしいなと思います。
どんなフォローがあるの?
ハッピースクエアでは、いきなり一人で現場に放り込むことはありません。
最初はかならず先輩スタッフと一緒に現場に入り、支援の流れや利用者さんとのやり取り、注意するポイントを共有します。
最初の1〜2週間でいろんな現場に同行して、
徐々に「ここならいけそうかも」という場所からスタートしていきます。
また、現場が終わったあとに事務所で振り返る時間も設けています。
「今日の支援、どうだった?」という会話から、疑問点や気づき、次に向けた目標などを共有しています。
最初の失敗は“伸びしろ”でしかない
ちょっと極論っぽく聞こえるかもしれませんが、
「最初の失敗」って、実はチャンスなんです。
誰もが通る道だからこそ、周りもちゃんと分かってる。
「どうしてそうなったのか」を一緒に考えることができるし、
最初に失敗しておいた方が、あとあとラクになったりもします。
「うわ、やっちゃった…」
その経験が、1年後にきっと笑い話になります(というか、します笑)
「自分のペース」を大事にしてほしい
福祉の現場って、人と人との関わりなので、
どうしても「自分の感覚」が問われる場面が出てきます。
でも、それは一朝一夕で身につくもんじゃない。
だからこそ、自分のペースで吸収して、分からないことは遠慮せず聞いて、
「一緒に働く人たちとの関係性」から始めていってほしいなと思います。
来週の予告!
次回は第3週目。
テーマは——
「支援の場面、見て学ぶことの大きさ」
実際に現場に立って、先輩の支援を“見る”。
この「見る」ってことが、どれだけ大きいのか?を掘り下げます!
7月の更新記録と予定
- 第1週:「なんでも聞いてくれたら、うれしいです」(公開済)
- 第2週:「最初の1ヶ月は、超重要説!」(今回)
- 第3週:「支援の場面、見て学ぶことの大きさ」(次回)
- 第4週:「“まだまだですけど…”と言える強さ」
- 第5週:「“いい職場”ってどう見つける?」
今週も読んでいただきありがとうございました!
誰だって最初は不安。でも、それも全部ひっくるめて「始まり」です。
焦らず、無理せず、一緒に進んでいきましょう!
編集後記(ただの独り言)
先日、娘の保育園で夏祭りがありました。
そこで踊ったのは「アララの呪文」。
最初は “かわいいダンス曲” だと思ってたんですが、歌詞をよく聞いてみると――
「ふとしたはずみでケンカしちゃったけれど ごめんね言えずに ひとり走る帰り道」
「迷って悩んで涙あふれ出しても 明日はお日様もっと輝いているよ」
……いや、まじ奥が深いなこの歌(笑)
子どもの歌なのに「ケンカ・ごめんね・涙・迷い・悩み・そして明日」って、
人生のちょっとしたヒントが詰まりまくってます。
踊ってる娘は笑顔も元気も全開だけど、
心の底では「大人も忘れちゃいけない大切なメッセージ」ってあるんだなあ、としみじみ。
とはいえ、娘はお構いなしに、
「パヤパパパパパヤ♪ アララカタブラツルリンコ!」を元気いっぱい大連発。
――うん、それでいい。
忘れてた大事なことを、こんな歌がそっと思い出させてくれるなら、
むしろ、ありがたい曲だなと思います。