代表も永遠に介護のプレーヤー
こんにちわ。代表の福原です
明日もバタバタするので早めの投稿です
僕も現場に出ますのでリアルな様子を肌で感じることができています
現場に出続けて早21年、身体が動く限りプレーヤーであり続けます
そこで居宅介護サービス事業に必要な土台はなにか、今日はそれをお話しします
先日はKさんと葛西臨海水族園へ行きました
色々なご利用者の方とここに来ましたが、ここは障害の方に優しい場所でとっても良いです
まず手帳をお持ちでしたら本人とヘルパーは入園無料です。チケット売り場へは行かずそのまま改札のような場所で手帳を見せればいいので並ぶ必要もありません
お子様連れの方も多いのでどれだけ大声で話しても周りの目はほとんど気になりませんし、他のお客さんやスタッフさんも理解のある方が殆どですので譲り合いや配慮が日常的に行われる場所です。障害者の来場も多いです
先日も、若いカップルの男性の方がKさんに「ここどうぞ」とソファーを譲ってくれました。そんな優しい場所です
動画はいつもの好きなパスタとアイスをご満悦で召し上がっている様子です。この日は寒かったですが氷を全て食べるまではごちそうさまをしなかったので、待っているときの様子です。見てると僕まで寒くなってしまいますが寒い時のアイスもおいしいですよね
彼の行動援護は独自のお散歩の楽しみ方を、周りに迷惑をかけないようにヘルパーが配慮する内容です
急な飛び出しや、突発的な行動、ヘルパーへの他害などは日常的に出ますが、最近は状態を把握できているので事前にパニックを避けたり、執着しそうな場所から意識を外す声掛けや位置取り・ポジショニングの工夫でそうした行動障害は最小限に抑えることができており安全に遠出することができています
サービスを入り始めた当初はとてもお元気で(笑)お家に帰りたくないがために道路に寝そべったり改札を通せんぼしたり、列に割り込んで入るなどが常でしたが、毎回お母様と相談しながら「次はこうしてみますね」や「こんな配慮してみても良いですか」など細かな報告とサービス内容をブラッシュアップをし続けることで、そうしたことも最近はかなり減ってきました
とっても可愛らしい人柄で、最近はサービスの前にとても熱いハグをしてくれます(笑)
この写真はハグの直前です笑。まだまだハグが足りなかったようです💦
本題に入りますが、この方へ上手にサービスに入れているのは親御さんの協力に他なりません
それこそが我々が一番大事にしている土台です
本人も親御さんも我々を信頼してくれていますし小さなことも報告してくれます
僕らも信頼にこたえられるよう大きなことも小さなことも、我々が失敗してしまったこともお伝えしています
そのうえで【どうやって支援をするか】をいつも一緒に考えてくれるからいい関係性、いい状態を築いていけると思っています
どちらかが一方的になるような関係性では、例えサービスには入れたとしても【上手に支援を行う】ことは難しく、その結果ご本人の行動障害は悪化してしまいます
我々は社会の一部で社会資源の一つです
ご家庭とヘルパーというその社会性の違いを一番近くで感じる場所にいます。ご家族様には見せない一面もよく垣間見る環境です
・お家ではこうだった、学校ではこうだった→お散歩したら全然違っていたなどの事例はもはや普通です
・そしてそれを誤解やトラブルを予防するために細かく様子を伝えない事業者・会社もあると知り、僕らは敢えてすべてお伝えしています
・そこを乗り越えないと行動障害を含む本人の個性や性格などの全容を本人を支える全ての方が把握できませんし、結果良いサービス・良い支援に繋がらないと信じているからです
その誤差が良かったことであればそれをご家族様や関係機関と共有し、ご本人のストロングポイントになりそうでしたらどうやって伸ばしていくかを相談して支援に活かしていく
その誤差が良くないことであれば最小限に抑える工夫と配慮をいくつかご用意し、ご家族様と相談してから支援に取り入れる→うまくいかなかったらまたいくつかの案を用意し同じことを繰り返すことで安全で安心できる落ち着いた生活を目指していきます
僕らはご家族様の代わりにはなり得ません。が、良き隣人にはなれると信じていますので今後もご家族様と密に連携を取ります
本人の笑顔を絶やさないようにするため、ご家庭での介護を軽減するためにがんばりますのでご理解ご協力のほど、よろしくお願いします