ヒントは現場と対話の中に・・・
ハッピースクエア火曜日ブログ担当兼管理者の牧野です。
先日、ある利用者さんの支援について関係機関とカンファレンスに参加をしました。
支援の現場では、一人ひとりの特性や状況に応じた関わり方が求められます。特に、マニュアル通りの対応ではうまくいかないケースでは、支援の工夫が必要になります。今回のカンファレンスでは、これまでの関わりを振り返りながら、「今後どのような支援がより適切か」という点について意見を交わしました。
支援の方法を検討するうえで意識していること
支援を考える際に意識しているのは、「支援者の主観だけで判断しない」ということです。支援に携わる人が増えると、それぞれの視点や経験から異なる意見が出てきます。
たとえば、「この方法ならスムーズに進むのでは」と思っていたことが、別の支援者から見ると「それでは負担が大きすぎるかもしれない」といった指摘があることもあります。
今回の話し合いの中でも、「こういう視点で見ると、また違った対応が考えられるのでは?」という意見が出る場面が多くありました。自分の考えだけでは見えなかった部分に気づかされることで、より広い視野で支援を考えることができます。
試行錯誤を重ねながらより良い支援へ
とはいえ、話し合いで出たアイデアがすぐに成果につながるわけではありません。実際に試してみて、利用者さんの反応を見ながら微調整を重ねていくことが必要です。時には、「この方法なら大丈夫だろう」と思っていたものが、予想外の反応につながることもあります。
その時に大切なのは、「うまくいかなかった=失敗」ではなく、「この方法では難しかった」というデータを得られたと考えることです。支援の現場では、最初から完璧な正解を見つけることは難しく、むしろ「試してみて調整する」というプロセスが不可欠です。
今回のカンファレンスでも、「一つの方法に固執せず、状況を見ながら柔軟に対応していくことの重要性」を改めて実感しました。
次の支援につなげる
こうした話し合いの場を持つことで、自分たちの支援を振り返る機会にもなります。普段の支援では、「こうするのがベスト」と思って続けていることでも、改めて意見交換をすると、より良い方法が見つかることがあります。
カンファレンスは、単に課題を話し合う場ではなく、支援のあり方を見直し、今後につなげるための貴重な機会だと感じました。
ハッピースクエアでも、より柔軟で実践的な支援を提供できるよう内部でのカンファレンスを活発に行っていきたいと思いました。
今週も読んで頂きあリがとうございます。ではまた来週!!